フリーランスの繋がりどうすれば広がるの?(前編)

デザイナー

こんにちは。
実は初年度は、完全フリーになる前からの「複業時代」からの繋がりでお仕事をちらほら頂けていたので、そのままゆったりまったり(!?)でやっていくかーと思った矢先、春以降、いきなり仕事の波が「さざなみ」になってしまっており、逆に呆けてしまっていました(ヤバい!

これがフリーランスの「波」なのか!!

そんなこんなで、新規のお客様との繋がりや、同業のみなさんとの繋がりってやっぱり大切だよねー。ってことで、重い腰を上げ(?)いろいろ出歩いて「繋がり」を作ってみることにしました。

地元で何かないか?

まず選択肢として出たのが「自治体がサポートしている『地元の独立開業者向け団体』がらみ」です。

せっかく地方にいるのだから、地元の企業様と繋がって地域に貢献できたら、そりゃいいですよね!
フリーランスの営業メールにある、定番の「地元に貢献」のキーワードですよ。いや逆に怪しくなるのか?実際に行動していれば怪しくならないのか?

とりあえず、自分のサイトなどではその面 強調はしていません のでご安心ください。

ひとまず思いついたのが下記。

  • 市役所のホームページまたは広報誌から探る
  • 商工会議所(商工会)のホームページのお知らせ・イベント欄
  • 地元の事業者サポート団体のページのお知らせ欄
  • 近所の古くからいるお家の方に何かしら聞いてみる
  • 地元で行われるイベントに顔を出して、実行委員の方と繋がってみる
  • 地方にいるフリーランスの人が開催している会やグループに参加してみる
  • チラシ撒いてみる
  • 新聞広告を出してみる
  • ネット広告を出してみる(微妙)
  • 何かでバズって取材してもらう

素人が思いつくのはこのくらいです。
普通にお年寄りも多く、どちらかというと「企業が少ない」「商店がそもそも少ない」ため、飛び込み営業というのは昨今を考えてもかなり難しいと思われるので、できれば公的機関からの紹介が一番堅そうな気がするんですよね。怪しまれないですし。

バズって…は、SNSでは何度か体験させていただきましたが、匿名アカウントとして活動しているので、仕事につながるようなリターンは一度も受けていません。たまにイーロンさんからお小遣い貰うくらい(お?

ということで、一番適切と思われるのが「市役所ホームページ」「商工会議所ホームページ」からの情報収集ですね。ちなみに、諸事情があり私は地元の商工会議所は入会していません(年会費が驚くほど高いのです…せめて2万以下ならはいったんですけどねぇ…)。

市役所のサポートあなどるべからず

だいたいどこの市町村でも、市役所のホームページがあって、その中には「地元事業者のサポート」にからんだ何かしらの情報が載っています。特に、地元で新規事業を立ち上げようとする人へのサポートはほとんどの自治体にあるかと思うので、まずはその情報がないか、サイト内で検索しまくりましょう。

自治体ホームページの大多数は、サイト内検索用の窓がどこかにあるはずです。
悲しくも「ない場合」は、サイトを制作した会社の何かしらの思惑なのかわからず省いちゃったのかのどちらかかと…私なら必須で設けます。だって情報量半端ないんですからね!!

「創業」とか「事業支援金」「補助金」とかそういったキーワード+自治体名で引っかかることが多いでしょう。ひっかからなかったら工夫しましょう
だってフリーランス、自助努力です。

大体、国のほうで「産業競争力強化法」とかいう法律?が平成の頃(丁度アベノミクス初期)に制定されたとかなんとかで、そのあたりに「創業支援」なるものが結構多くの市町村で制定されてるようです。
あと最近では「事業継承支援」っていうのも広まってきています。
跡継ぎがいない事業を、縁もゆかりも無い「新規創業希望者」に託すという形ですね。後継者がいきなり知らない人になるというチャレンジングスピリット満載な社長さんから引き継ぐことになるので、そもそもそういう選択肢を選ぶ方の後だからきっと何か面白い事業に発展させることも可能なのではないでしょうか。

と無責任に言ってみる。
まぁそういう感じで、さがせば公的な支援もあるっちゃーあるし、意外と頑張れば見つかります。

あとは勇気を持って市役所に連絡するだけ!ですね。
できれば電話で。なにしろ、メールで送っても返事が遅かったり、そもそもメール問い合わせ先が書かれてなかったりもする。基本、市役所への連絡は電話がベストですよ。

あと、おもしろいものでは「ボランティアの講師制度」とかいうのもありました。
おそらく、各地区にあるコミュニティセンターのようなところで開催されているカルチャースクール(市町村経営)のものかと思います。うちの市では、1招集(個人で呼んでも団体で呼んでも同額)でいくら、という規定の時給(経費程度)がきめられているようでした。講師料としてみると一般の学校などでの講師代とは比べ物にならないお安い金額ではありますが、全く何もしてない場合はそういうのでも顔を広めたり講師経験を積んだりもできるので選択肢にあってもいいかもしれません。
登録して活躍していると、市町村のお仕事に招集してもらえるチャンスもあるとかないとか?

なお、各市町村この制度自体あったりなかったり、金額もまちまち(市町村によっては完全無償の場合も)なのでそこはガッツリ、公的機関を有効活用するつもりで問い合わせたり通ったりしてみるのも手かもしれません。

商工会はもっと有効かもしれない

一番よく言われているのが「商工会議所に入会」です。

多くの地域では、個人会員は年額1〜2万円程度なので試しにフリーランス1年めは入会したほうがいいと思います。帳簿の指導やら、経営指導やらその他制度の案内など、いろんなサポートを受けられますし、会員向けの会報で紹介もしてもらえます。たしか、広告費?折り込み費?を出したら会報と一緒にチラシも発送してもらえる制度があったんじゃないかとも思います。

※年会費がめちゃくちゃ高い地域もあるのでそこは聞いてからで。うちは一般的なところの2〜3倍高い。

商工会は別にデザイナーのみの団体ではないので、別業界の一般企業や商店主さんたちと繋がりを持ちたいなら最優先にしても良いくらいのものだとは思います。

ただ、その地域毎に色(雰囲気)は違いますし、必須で出席しないといけないイベントや祭りが多い地区だと、お手伝いでの稼働が負担となってしまう場合もあるとかなので、まずは色々直接出向いて無料相談をしてから入会するかどうか決めるのが良いかもしれませんね。青年会や女性会なども一緒にはいってねとかも言われると、そちらも別途会費がかかるのでそこそこの出費になってしまう場合もありえます。
なお、入会せずに相談はできるっぽいのですが、その商工会の雰囲気次第なところが若干ひっかかる点です。申し込みするのにためらわれるほど「部外者排除の雰囲気」がある場合もあったりなかったり・・・。

結構見てみるとわかりますが、10年以上商工会に所属している「お抱え制作会社」もあるので、そういったところと真っ向から勝負なんてのではなく、アポをとって仲良くして頂くというのも個人だと有効かもしれません(方法はわからないけれど)。

で、入会しなかった場合なのですが。
セミナー自体は、会員以外でも受講可能なものが結構あります。

プラス、在住者でなくても(他地域在住でも)受けられる講座も開催している場合があります!

その商工会ごとに情報公開の頻度はバラバラなのと、そもそもホームページが見やすい見にくいもバラバラなので、できれば「都道府県」レベルのものと「市町村」レベルのものと、2つわけて検索してみると良いです。

自治体サポートの民間団体や組織があることも

あと、これはある・ないがその地域で大きく状況的に違うのですが、探してみれば「クリエイターサポート」や「新規事業者サポート」を掲げている団体や法人があったりもします。

そして、そのサポート形態もかなりまちまちなので、こればかりは調べてみるしかありません。

  • 登録者向けに交流会のようなものを行っている団体
  • 市役所からの委託事業を請け負っていてフリーランスと繋いでいる団体
  • 地域の町おこしイベントの参加者を募っている団体(運営団体の記載があればそこに連絡)

見つけ方としては、地方自治体のサイトからのリンクや、主催団体に協賛として自治体名があるイベント運営母体の会社や団体がそういったことを受け持っていたりするので、それをヒントに運営主のサイトがないかどうかをまず検索してみても良いかも?
地方自治体のサポートをしているということで大っぴらに個別のWebサイトがなく、数行の文字情報だけというパターンも大いに有りえますので、その場合は「イベントに足繁く通って運営の方と顔見知りになる」とか「思い切って電話で問い合わせる」のが良いかもしれませんね。アプローチ次第では道が切り開けるかもしれません。

ただ、一つだけいうと、大体こういうサポートの対象とされているのは「実店舗のある個人商店」が想定範囲内である場合が多く、飲食業だったり土産や商品の小売店といった業態の店主向けのサポートが大半で、支援会社自体が制作会社としてデザイン業や建築デザイン関係の母体を持っていることも多々あります。要は、お客様としての需要がデザイナー側にはあまりないので、全面的なサポートの期待ではなく、お願いできる範囲がどこまでなのかをしっかり見極めて、自らいろんな場に出かけることが一番重要となりそうです。

結局はフリーランスなので「家で誰とも話さず待っていても仕事が舞い込む」わけではなく(一部にはそういう方ももちろんいますが)、自分からどんどん動いて情報を得る事が最重要となる、というのは変わりない感じがしています。

ということで、後半では実例を上げてみたいと思います。
※私の実例なので全く参考にはなりませんのであしからず。

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